名古屋 晴れ
「需給ギャップ」が最悪の数字を示した
需給ギャップとは経済全体の需要と供給の差を示す
金額に換算すると年45兆円程度の需要不足となり最悪の水準
需要不足が続けば物価には下落圧力がかかり、デフレが進む
また供給過剰で雇用の調整圧力も強まる可能性がある
● 2009年 1~3月期 -8.5%
● 2008年10~12月期 -4.5%
● 1999年 1~3月期 -5.0%
<経済の需給ギャップ>
経済の供給の伸び率(自然成長率)と現実の需要の伸び率
(実質成長率)との乖離(かいり)のことを需給ギャップという
生産余力を示している
「好況」と「不況」、「人手不足」と「失業問題」「生産のボトルネック」
と「設備過剰感」などが、この需給ギャップを表したものである
【需給ギャップが大きい】
失業率が高く失業者が多く、稼働率が低く遊休設備が
存在するといった「不況」の状態である
【需給ギャップが小さい】
完全雇用で人手不足が問題となり、高設備稼動率の下で
設備不足感が強い「好況」とよばれる状態である
GDPの統計においても、この需給のズレが生じる
そして「在庫の変化」という項目に表れる
「需要」よりも過大に生産が行われれば、売れ残りが発生する
つまり「在庫が増加」する
これに対して、「需要」よりも生産が少なければ、「在庫が減少」する
GDP統計では、実はこの「在庫の変化」が支出項目のひとつに
入っているために、「生産」と「需要」が一致するようになっている
つまり、生産が過大で売れ残りが大量に発生し
在庫が増加しすぎる場合生産者は生産を抑制するであろう
需要が強く在庫が減るとき、生産者は生産を増やすであろう
このように、GDPに示される量は、その時点での経済の需要量を
強く反映しているのである
「在庫の変動」という部分に若干の誤差を含むものの
GDPは経済全体の需要水準を示しているのである
(アートテックス)http://www.arttex.co.jp